第14話「ミオ・ラシェールに舵を取れ」

麒麟「題名変わってないっすか?」
アーヴァル「水泳大会やらなかったからな…あと俺のポロリは簡便」



てんぷてぇしょん!レビュー 第14話
「ミオ・ラシェールに舵を取れ」

例によってネタバレと不愉快になるかもしれない表現注意です。



お調子者の精霊ルビアを仲間に加えたアル一行は、エルフの王国ミオ・ラシェール行きの船がある港町に着いた。
そこで待っていたのは、かつて共に戦った魔女達、そして初めて出会う新たな魔女達であった。



マリン「きゃ〜、可愛いぃ〜!」
アリン「可愛いぃ〜!お持ち帰り〜!」
アル「ちょっと、それだけはぁぁ…!」
ユーフィア「あらあらうふふ



ユリアーネ「で、何でアンタ、こんな着ぐるみなんか着てるのさ」
アル「いや、それが…マギが『きたぞ きたぞ!』と言いながらコレを売りつけられたんですよ。そしてメルちゃんが無理やり…」
レビィ(無理やり…?)
メルフィ「だってぇ、可愛いよねぇ?」
アリン「うん!」
マリン「可愛いよぉ〜」
ユーフィア「なでなでしちゃいたいわぁ〜」



アル「ここの町のみんなはメルちゃんの衣装は気にしてなかったみたいだけど、流石にコレは気にするよなぁ…」
ルビア「女の子ってェのはこういう事するのが好きなものなのかィ?」
アル「うーん…」





セイレーン「一番、セイレーン歌います」
セイレーン「滅びの歌…」





5人の先輩魔女達に囲まれながら、アル一行は一日に一本しかないというミオ・ラシェール行きの船の手続きを済ませ、乗り込むのであった。



アリン「ついでだけどカーバンクル君も可愛いねぇ♪」
ルビア「ついでとか言うなィ!」
マリン「今度ユリちゃんの作ったカレーをあげるから怒っちゃダメだよぉ」
ユリアーネ(勝手にカレーを作らせないでよ!)
ルビア(駄目だこいつら…早くなんとかしないと…)


魔女達はメルフィの彼氏の話で持ちきりです。その手の話が大好きなんでしょうか。
ちょっと危ない話も平気でします。


メルフィ「助けてユリ姉〜」
ユリアーネ「あんた達、そろそろメルフィをいじめるのはよしなさいよ」
レビィ「んもう、ユリちゃんったら固いんだから〜 …もしかして、ユリちゃんにも彼氏が…?」
アリン「ほんと〜!?」
マリン「姉妹そろってやるぅ〜!」
ユリアーネ(う…うかつな事は言えないわね…)



ユーフィア「退屈なら、お姉さんが話し相手になってあげようか?」
アル「えっ…」
ユーフィア「あらあら、可愛い♪」
アル「まぁ…装備が装備ですから」
ユーフィア「それはそうと、お姉さんに何でも聞いていいのよ? メルちゃんの事でもいいし、私のスリーサイズでもOKよん♪」
アル「えっ…あっと…」
ユーフィア「フフフッ」


???(少年よ…
アル(声…?)
自称勇者の意思(そこのうらめし…いや、迷える子羊クンよ…)
アル(ぼ、僕に何の用ですか…?)
自称勇者の意思(百戦錬磨(自称)のこの俺がいい質問を教えてやろう)
アル(お…お願いします)
自称勇者の意思(ごにょごにょごにょごにょ…)
アル(わかりました。言ってみます)
自称勇者の意思(フフフ…頑張れよ少年)



アル「え〜っと、まずは年齢と体重を…」




ざっぱーん



メルフィ「アル君!?」
ユリアーネ「アル君が海に投げられたわ!」
レビィ「意外とデリカシーが無いのねぇ…」






アーヴァル「へっくし!」
麒麟「何すか、コショウでも鼻に入ったっすか?」
アーヴァル「いや、誰かが俺の噂をしていたんだろうな…」
麒麟「ねーよwww」







…その頃、エルフの王国に行けば出番がもらえるとの情報を得たアーヴァルと麒麟もまた、ミオ・ラシェール行きの船に乗り込んでいた。



アーヴァル「しかし麒麟よ、一日に一本しかないというミオ・ラシェール行きの船は既に出てしまっているはずなんだが、よく見つけられたな。しかもタダで乗れるという…」
麒麟「いやー、血眼になって探したかいがあったっす。それにしても、料金が0ルクって絶対設定ミスか何かっすよね。得したっす」
アーヴァル「……0ルク…?」
麒麟「ええ、0ルクっす。ぶっちゃけタダっすけど、何か?」
アーヴァル「いや、ただの設定ミスだといいんだがな…」



アーヴァル「…それにしても薄気味悪いな…本当にこの船はミオ・ラシェールに向かっているのだろうか?」
麒麟「隊長はん、隊長はん!」
アーヴァル「どうした、そんな古ぼけた本なんか持ってきて…」
麒麟「見るっすよこれ。航海日誌のはずなのに、『』ばっかり書いてあるんすよ」





アーヴァル「コレ幽霊船じゃねーか!
麒麟「いやー、おいらもそう思ってたんすよね」
アーヴァル「なんてモンに乗せたんだよお前は!」
麒麟「疑いもせず喜んで乗ったのは隊長はんじゃないっすかw」
アーヴァル「なんだとぉ!」



謎の女性「暇つぶしに用意してみたけど、こうも見事に引っかかるとはね…やっぱり人間ってバカだわぁ…」



なんと二人の乗っていた船は幽霊船だった! 彼らは一体どうなってしまうのか…







ユーフィア「来たわよん」
アル「船に乗り込んできた!」
ユーフィア「さわがにポケ○ンのク○ブ…そこの精霊と同類ね」
ルビア「同類じゃないやィ!」



レビィ「こっちは鮫にホ○ミスライム」
アル「それ言っちゃダメだってば!」
ユーフィア「あら、しびれクラゲってホ○ミスライムの色違いじゃない」
アル「だーかーらー…」



今回は船の上で海のモンスターを蹴散らします。
水中のモンスターは素直に先輩達に任せ、アル達はまず蟹を倒しましょう。
今回の敵は様々な耐性を持っていたりするので、魔法で攻撃する際は気をつけましょう。



双子先輩…単体では少々武器が少ない。マリンの水属性の魔法はなかなか機能しないが、氷属性の魔法を持っているのはGOOD。
ユーフィア…移動力2、攻撃手段無しの補助魔法専門と見事すぎるほどのダメ先輩っぷり。ここまでユーフィアというキャラを体現した性能は流石です。
…とりあえず攻撃アップと回復魔法でアル達の経験値稼ぎの手伝いをしましょう。
レビィ…なぜか倒れても大丈夫な回避の鬼。避けまくりの殲滅しまくりです。
ユリアーネ…新しい魔法を覚えてきたらしい。レビィと同様、なぜか倒れても大丈夫。レビィと違い、攻撃を結構喰らうので注意。



一定ターンが経過するとクラーケンが現れ、マリンとアリンを海中へと引きずりこんでしまいます。
しかし、魔女達は心配するどころか「やらしい手つき」だの「あんなことやこんなこと」だの「大人への一歩」だのと好き放題言っています。
ほんと邪悪で討伐するべき対象ですね、魔女というのは。
ルビア(駄目だこいつら…早くなんとかしないと…)



しかし、マリンとアリンは自力で脱出。そして合体攻撃を披露します。なんとその攻撃は飯…もといメッセイア!
かつてメルフィが窮地で放った上級魔法で、クラーケンもイチコロです。



そして双子魔女が合体攻撃を行えるようになり、真の実力を発揮します。
ここのボス、クラーケンはイベントで1体倒れますがそれ以外に5匹もいます。攻撃力もそこそこあるので、回復などのサポートは怠らないようにしましょう。
まぁ、何よりも初期配置の敵を全滅させないうちから出現するのが大変なのですが。


そうしてなんとか海の幸を撃退したアル一行と先輩魔女達。
双子魔女やレビィの話で盛り上がりながら、船はなおエルフの王国へと向かって…?



謎の女性「ご苦労様ですわ。美しい歌声でした」
セイレーン「…あの船をこの島へと誘導もした。約束は果たした。仲間の命は助けてくれるな…?」
謎の女性「仲間の命…ですか」
セイレーン「…何? まさか、約束を…」
謎の女性「フフフフフッ」
セイレーン「そんな…! 皆を…仲間を…!」
謎の女性「滅びの歌…聞いた者は敵味方関係なく3ターン後に倒れると言う…私は耳栓をしてたから平気だけどね」
セイレーン「それは別のゲーム…おのれ、魔華七将…… アッー!」
ヘルベータ「これは流石に私のせいじゃないわぁ…」



なんと、船は魔華七将の待ち受ける死の島へと舵をとっていた…!
果たしてアル達の運命やいかに!







アーヴァル「ハァ…ハァ…」
麒麟「いやー、隊長はんも強くなったっすね。おいらの力添えがあったとはいえ、ここのボス(ゴーヴァ)を倒してしまうなんて…」
アーヴァル「ああ、ついでに闇の精霊だかなんだかを救い出したみたいだしな…」
麒麟「ところで隊長はん…」
アーヴァル「ん…何だ?」
麒麟「ボスを倒したら、幽霊船って消えたり沈んだりするのがお約束っすよね?」
アーヴァル「まさかな…」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ…


麒麟「うはwww本当にキタwww」
アーヴァル「なんで俺ばっかりこんな目に遭うんだぁぁぁぁぁぁ!」


喜びも束の間、幽霊船は消滅し、二人は夜の海へと投げ出されてしまった。



そして夜が明けて…


アーヴァル「ここは…どこだ? 俺は…助かった…のか?」
アーヴァル「無人島…か? しかし霧が立ち込めていて…気味の悪さも先ほどの幽霊船の比じゃない…」
アーヴァル「ここはまるで…死者の墓場ではないか!」



運命に弄ばれる人間と魔女達。
アーヴァル達もまた招かれる。ヘルベータの待つ死の島へと…。


(注:実際は招かれてません)






ヘルベータ「魔女の皆さん、はやくいらっしゃいませ」
ヘルベータ「魔華七将が一人、ヘルベータが…あなた方を冥府へとご案内致します」
ガラハド「みんな!冥府で僕と握手!」
ヘルベータ「帰りなさい」


つづく






―次回予告―



アーヴァル「とったどー!」
麒麟「まーたホイミス○イムっすかw」



セイレーン「この亡霊達は…ヘルベータに殺された人達…」
アーヴァル(亡霊)「もっと出番をくれぇ〜…」
アル「たっ…隊長!?」
麒麟「早速やられたんすかwww」



アル「凄い重圧…これが魔華七将の力…!?」
ヘルベータ「フフッ…真の地獄をご覧あれ…ですわ」



次回 てんぷてぇしょん! 15話レビュー




「これからがほんとうの地獄だ…」





―感想―
という事で、ずっと先輩のターン! な話でした。
アーヴァルと麒麟の話は、船、島への漂着、そしてネクロマンサーから導き出された聖剣伝説3のパロディです。
ですが、これらのキャラをカルテやニーア、マギに置き換えても意外と合ったりします。
実際置き換えてifなSSとして書こうか迷いました。
いかがでしょうか、ぷ〜る様(何)
まぁ、次の話で乱入させなければならなくなるので無理でしょうね。
さて、引き続きエルフでも考えましょうか。





―てんぷて☆ちゃんねる―
リーテア「おは○っきー☆ エバーランド案内役のリーテアでーっす☆」
ミハイル「『エバーランドが汚れる』と言われたのにまだやるんですか…あ、どうも、シルバーファング隊員(非公式)のミハイルです。」
リーテア「今回もドッキドキのワックワクだったよねー」
ミハイル「そうですねぇ、特にあの双子の魔女が良かったですねぇ…」



リーテア「…良かった…ねぇ…」
ミハイル「あ、あの……リーテア様…?」
リーテア「……確かにドッキドキのぉ、ワックワクだったよねぇ…あっちの意味で」
ミハイル「いや…あっちの意味って…」
リーテア「いやぁ〜傑作だわぁ、あの双子が新たな萌え枠担当と思ったらてんぷて史上最大のヨゴレ役でやんの…それをアンタ、『良かった』と…」
ミハイル「あのリーテア様、こっちのレビューに噛み付くのは良くても本編の内容に噛み付くのはよしてくださ…」
リーテア「シャラップ!」
ミハイル「もがっ!?」
リーテア「だからぁ、性犯罪者予備軍があたしにクチゴタヱする権利は無いって言ってるでしょ…それにしてもお姉さんキャラてんこ盛り思ったらいたいけな双子ちゃんにあんなことやこんなことさせるなんて、どんだけストライクゾーンが広」



リーテア「うにゅにゅーっ、もうこんな時間ですぅーっ☆
このコーナーではぁ、皆様の感想、一言メッセージなどをお待ちしておりまーす☆ ばいばーい☆」

ミハイル「こ、この話は全て褒め言葉です、一応…」












リーテア「アンタだって『双子=おるすばん』なんでしょ?」
ミハイル「いや、その、僕はやったこと無いですよ…」
リーテア「やったこと無いとはいえ、アレの廉価版を本気で買いかけてたでしょ、この性犯罪者予備軍」
ミハイル「その事についてはもうあまり触れないでください…僕だって男なんです…」