ツクフェス企画感想まとめ

10月ごろに行われたRPGツクールフェスでのコンペ作品感想まとめです。
お題は「決戦の日」。


明石全登・最後の一日
作者:いぬマッサン
こういう歴史モノの描き方もあったのか!
でんでんでんでん・・・がいい味出してる。


まほまほ
作者:ぶらっく
簡易育成ゲー。大味の極みだが敵の行動が固定なのでパターンゲーの側面もある。
仲間の耐久力が終わっているのが笑える。転生者は本当に何もできない。
でも開幕でブレスで仲間を焼き払った後で急所突きで即死発動→ゲームオーバーは絶許。
適当なノリは嫌いじゃない。

やり直したら超絶ハズレチームだったらしい。魔王とか忍者とか普通に強いし耐えるHP持ってるよ。
むしろ1日コースの方が安定するよ! 町長チーム被害者多すぎやしませんか。


〜宿命の対決〜
作者:はねひつじ
OPの1枚絵が秀逸。ゲーム自体はゆるゆる。だがそれでいい。
普通に勝利する以外のエンディングの方が凝ってる気がするのは気のせいか。
むしろ一番普通のエンドと思われたノーマル勝利エンドがメタネタで一番隠し向けなのは気のせいか。


ぴゅあらぶ☆えんじゅぇる
作者:貸しボート13号(閻魔素)
やっぱり愛の天使は凄いと思った。
2話分入っていてちょっぴりお得な気分。
簡単って話だったけど、1回ゲームオーバーになったぞ。
愛の天使はじぇfさんでした。

・・・なんなんだこのおみくじ機能は!


血栓★決戦
作者:ミノ駆動
意外と繊細に回す必要がある系ミニゲーム。こういうの好き。
解説パートの出来が恐ろしい事になっている。必見。
真面目に血栓の解説をしたと思ったらそこから斜め上のぶっ飛びっぷりよ。


プリン食われたうらみ!
作者:Sケープ
これはね、何はなくともOP3だよね。凄まじいアークなコンボの表現力。
コマ割り演出も秀逸。
ふざけた感じなのに本編はガチの殺し合い。でもエンディングを選択すると仲良く両方死ぬ。無常みを感じた。


The 決戦アクション
作者:リャオ
武蔵編OPが地味にクオリティ高い。ブロックで分けられたマップの作りとか観ていて面白い。
本編もタイミング系アクションとしてはよくまぁこの期間で作り上げたもんだ。
武蔵編はわちゃわちゃしていたが、武蔵の耐久力の高さもあって1発クリア。

太鼓編は5面で一旦ギブアップ。4面からタイミングがシビアすぎた。
これ、コマンドミスによる回復とランドル見逃しがまずセットになるので、1回のミス=2点の失点なんですよね。
これのせいで最後のランドルを叩くと2点加算されるという救済策が死んでいて、ほぼパーフェクトを要求されるという仕様になってしまっている。
これが4面以降だと本当にキツい。
3点なら1回ミスっても許されるので大分違っていたかなぁ。

追記:太鼓編クリアしました。
6面以降はワンミスが許されるので5面より有情です。譜面は鬼畜ですが。
やっぱタイミングシビアにする系の調整はなんだかなぁ、と思うわけですね。


桃太郎・異伝
五月猫(ポコノヒゲ)
圧倒的なスピード感。
おばあさんが道を疾走するシーン、こんなに早く走っているように見えるのか。
なんとなくVIPRPGの超短編を思い起こさせる作品でした。おじいさん無事でよかった。


決戦の日は雨で
作者:啓太
これぞ逆転の発想、決戦の日に勇者の無事を祈る村娘の話。
1画面分のマップだけで全てを描写しきったのは非常に芸術点が高い。
小気味よいオチも中にはあり、短編映画みたいないい作品でした。


教会探索
作者:ディンク
始まっていきなりテロップ部分にのみかかる部分暗幕にやられた。この発想はなかった!
簡易マップのお陰で探索ADVの雰囲気十分。睡眠状態などが表示されるのも細かい。
ラストこそ地味ではあるものの、作りとしては全体的に非常に丁寧でした。

地下2階の色違いの床の謎が分からずに心が折れかけたのは秘密。


決戦は突然に
作者:あわやまたな
まさかの自作とのタイトル曲被り。
もはや何も言うまい。
話し合いは大切だね。
このゲームのせいで自爆アニメが出る度笑ってしまう体質になってしまった。


シューVSレテュ
作者:ミズアキ
で、直前で述べた「決戦は突然に」の弊害が発現。
バッドエンドのそれに思わず笑ってしまった。
ピクロスのコンプ判定をどうやるのか地味に気になったり。
他人のゲームをプレイしている感をもうちょっと強化するといいかも。
エンディングとかでゲーム外パートに戻すとかすると余韻が大分違った。


君の音頭を感じて
作者:るまみ
なんなんだよ、これは・・・・。
どうしてパンツで被るんだよ・・・いや、パンツは被るものか(パクトゥイ)
何より穿神無(はかない)と自作の葉加内(はかない)という読みが被ったのは参った。
パァン!
ン゛ン゛!!!!!!!!!!!!

エロ青鬼OPのクオリティは半端なかった。


ソーシャルクエストIII
作者:じぇf
あの有名RPGを現代風の闇で染め上げた上で熱くも哀しく盛り上がる
恐ろしいまでの発想とシナリオと技術を併せ持った作品。
まさしく天才の所業。
でも女の子が太鼓を叩かなかったのでるまみさんと一緒に縛り首ね。


勇者は あらがえない!
作者:パルソニック
最終決戦直前で逆委任モードに入ったので屍を積み重ねながら正解を見つけるADV。
今回も相変わらずのクオリティの高さ。
謎解きのヒントの出し方と回答もコンパクトかつ良質。
展開自体はエグいものが多いが、省略エンドが全てをふっ飛ばしてしまう。
笑いとヒントの要点をコンパクトに詰めた恐ろしい発想力。参りました。


個人的には、死神の動きこそ彼らしさの真骨頂と思っている。
マップを酷使した何でもありなハデハデ演出こそないものの、
基礎命令の組み合わせで魅せるコンパクトかつダイナミックな演出では右に出るものはいないな、と。


まあ彼らしさの出た、ある意味エクスカリバーの系統の良質な短編でした。


もう一度レビューを見ますか?
→はい
 いいえ

作者はすごいペド


決戦のTEmpeST
作者:瑠(ruin*s)
厨二が爆発しているが実際の内容はさんすう教室なミニゲーム。子供にも安心。
ゲームパートのグラフィックが凄い。すぐ終わるし必見。
爆発芸も何気に凄い。技術とテクニックが光る作品。
点数は150点でした


いもごっち2
作者:shin
注意! あらゆる詰みを回避するためにサエコパートのデータをとっておこう! 絶対!
現在は大体修正されたみたいです。


ひたすら参加作者のカードダスを回してバトルするゲーム・・・そう思っていました。
ダイナミックで意味深な演出の数々は流石といったところ。
身内ネタと分かっていながら、参加者としてはとても楽しかったです。
ただ、ゲームの作りとしては荒っぽいにも程があり、
攻撃と回復以外はまず役立たず、試行錯誤と振り返りを強いられる最後の謎解きの余計な1文字etc...
作者ガチャゲーとして見てもこういう形式で遊びたくはなかったかな・・・ってのが正直なところ。


血讐の花
作者:くましゅん
発動カウント 2
自分の(最大HP-現HP)の30%をダメージに加算

クソババァとのやりとりや音楽中断で和んだ。

和んだんだ。


夜明けのエターナル
作者:ましや
イベント、メッセージ、マップで魅せる凄まじいまでの絶望感の演出。
短い時間でありながらもすべての面でのハイレベルさを見せつけられた。
早く続きを! サクッと魔王をぶちのめしたいぜ!
住民救出はリセット使いました。ごめんね!


とある刹那の大決戦
作者:ゆうき
言い訳のしようがないくらい見斬るアレ。プリン食われて殺し合いする奴とまさかのダダかぶり。
なんか微妙にモヤモヤする登場人物達が魅力。
コンスタントに4出せたのでわざと負けた時以外はストレートで勝てました。


テポ☆ドン
作者:アマテラス
戦う人間発電所っていうゲームがありまして。
兄貴の熱い生きざまからミサイルやレントゲン描写など、見所盛りだくさん。
最後のミサイルは普通じゃないなと思っていても「デカッ!?」って思ってしまった。
あと結構パロディまみれです。メタルマックスネタが飛び出るとは思わなかったよ。
……正直この方がこういうカブいたもの作るとは思わなかったです、はい。


オワリの後の大決戦
作者:ランドル
プレイ難易度はふつう。
「え? 属性&効果付与とかそんな自作システム積んでんの? すげぇ!」
って思ったらただのデフォ戦でした。ですよねー。
ボスのには石化耐性をちゃんと設定しようね。
分岐ルートなど、フィールドマップはやたら作りこんでいるのにアイテムはほとんど置いていないどころか
数少ない宝箱を見逃すミスリードになりがちだったのがちょっと残念。
後半の作者お礼参りのエネルギーを少しでも割いていれば・・・!

俺はガチャ魔というより、その迷いが示す通りそう多くない石で
いつガチャを回すか悩んでいるイメージがついたのでしょうね。


おれは魔王だ!!
作者:ケケー
作者は超人。レベル140。
マップ構成、展開、あと時々入る説明といい、まるで少年漫画。
策を弄する前半、正々堂々と戦う中盤、絆の力で戦う終盤と
メリハリも素敵でした。ツクフェスってよりはVIPRPGにプレイ感覚が近いかも。劇場版。


ただ、セリフ回しはちょっとどころじゃなく危ないですけど。
俗にいうキッズエロゲと混同する場面も。
それはそれで、これを企画作にぶっこむ全力ぶりには恐れを隠せない。




でも戦闘は最初以外放棄しました。3〜4回くらいやり直せばいけるんだろうけど、もうつかれたよ佐藤たん。
最後に突っ込みを入れるのならば・・・



お前ら生きてんのかよ!


魔王ちゃんは言い出せない
作者:ラウス
初見はわざと全力でぶちのめしました。
バッドエンドの方が凝ってる気がする!(街的な意味で)
全体的にギャグ多めでほんわかした雰囲気だけど根は結構闇にまみれている読みゲー。
マオちゃんの実年齢はいくつなのか?
この問いはのじゃロリゲーかロリババァゲーかを分ける重要な問いであります。
勇者は黙ってロリ婚に限る(2度目)
こういう設定大好きです。


セキカのキセキ
作者:タダシ
全エンドクリア。
敵である四天王側がパーティキャラでこちらがモンスターをぶつける自動戦闘ゲー。
難しいように見えるが、敵を倒すだけなら武器と防具を剥ぎ取ってやれば決着は一瞬で付く。
それでは・・・?

隊列や状態異常無効装備を大いに生かし切った仕様であり、なかなかの完成度。
とあるプレイをする場合は運命の悪戯を抑えるためリセットゲーと化してしまうのはご愛敬。
そこかしこに散らばった細かいフレーバーテキストが涙を誘う。
「なんか言った?」




プレイしたら追記する予定