RPGツクールDS 公式配信作品「To nicks」感想

やっとクリアしたー。


これがツクールDSに入ってるサンプルだったら以下略。
まぁ、ほかの方々が指摘している通り、王道物のファンタジーRPGです。

バランスとしては一般的なRPGからかなりずれており、
宿屋がやたら高かったり、後半になったら安かったり、そもそも利用できなくて困ったりと
戦闘以外の面で変な仕様が目立ちました。難易度はそれほどでもないですが、詰む可能性が無いわけじゃないよねコレ。
あとダブルクラッシュ強いよね。

ストーリー面ではイベントがかなり丁寧に作られているのがすぐにわかります。
猫耳の子とかそれが顕著。ガンガン動きます。
話に関してはもうちょっとうまいこと広げられないかなーと度々思ったけどね。
ま、容量が限界だったんでしょうな。

☆3〜3.5くらいは貰えそうな、公式が示してくれた踏み台。
製作者本人が言っているとおり、気にせずに好きに作るのも手。

ただし、ストーリー重視だったりあまりひねくれた事をしないRPGなら、
これくらいイベントを丁寧に見せたほうがいいかもね。

ここからネタバレ


赤毛「外界は人間のものなんだよヒャッハー! 魔族滅べ!(意訳)」
ラスボス「魔王の卵は俺が守るだァー!(意訳)」

このやり取りだけ見ると主人公サイドが悪人に見えるよね。
猫耳の過去話と合わせてこの辺もっとうまく調理することができたはず。

「生まれたばかりの魔王なら、仲よくすることができるかな?」
という方向で考えるとか。100年後じゃなくて、主人公とラスボスが対面したときには孵化寸前って話で。


でも、無理だよね。結構容量一杯まで作ってるし。
逆にここから何を削れるかソースを見ながら考えるのも、上達するのにいいのかもしれない。